買い物依存症とドーパミンの関係

どうしても欲しいものではないけれど、
買いたくなる欲求を自分で抑えることが
できない買い物依存症。

実は、買い物依存症の人の脳の中では、
「ドーパミン」といわれる
脳内物質が深く関わっています。

食欲や性欲などといった欲求が満たされた時に
分泌するドーパミンは、別名「快楽ホルモン」
ともいわれており、私達に幸せな気持ちや
快楽を感じさせてくれます。

ドーパミンは通常の量であれば、
誰にでも分泌されている脳内物質なので、
ほとんど問題はありません。

しかし、そのドーパミンがあまりに分泌されすぎると、
その快感がくせになってしまうのです。

さらに、ドーパミンが分泌され続ける快楽状態が長期間にわたると、
体はそれをコントロールするために働きます。

よって、今までどおりのドーパミンの量で得られる快楽では
物足りなくなってしまうため、もっとドーパミンが分泌されるような
刺激にあふれた行動をとるようになっていきます。

覚せい剤や大麻などといった薬物も続けていくうちに効かなくなり、
刺激を求めてどんどん量が増えていきますが、買い物依存症にも
同じようなことが言えるでしょう。

自分で買い物する欲求を抑えられないのは、買い物という
行為によって分泌されるドーパミンによる快楽状態に
脳が支配されてしまうからなんですね。

買い物依存症を治すためにできることは？