GW(ゴールデンウィーク)の沖縄旅行は、多くの人が訪れる人気シーズン。しかし、観光地はどこも混雑しがちで、「人が多すぎて疲れた…」と感じることもありますよね。そんなあなたにおすすめなのが、混雑を避けて楽しめる「穴場スポット」。沖縄らしい自然や文化を満喫しながら、ゆったりとした時間を過ごせる場所を厳選しました。
今回は、GWに行きたい沖縄の穴場旅行先を5つご紹介します。賑やかな観光地とは違った、静かで特別な沖縄を体験してみませんか?
1. 大石林山|神秘的な景観とパワースポット巡り
沖縄本島最北端の国頭村にある「大石林山(だいせきりんざん)」は、観光客が比較的少なく、自然のエネルギーを感じられる穴場スポットです。ここは、2億年以上の歳月をかけて形成された石灰岩の奇岩群が広がる神秘的な場所で、「沖縄のグランドキャニオン」とも称されることもあります。
亜熱帯の森と4つのトレッキングコース
大石林山には4つのトレッキングコースが整備されており、それぞれのレベルに合わせて選ぶことができます。「巨岩・石林感動コース」では、巨大な石灰岩の奇岩群を間近に見られ、まるで別世界に迷い込んだような気分に。
伝説の「大主(ウフシュ)ガジュマル」
森の奥には、「精霊が宿る」と言われる大きなガジュマルの木があり、訪れる人々を癒してくれます。この場所は、沖縄のパワースポットとしても有名で、大自然のエネルギーを感じながらリラックスできます。
沖縄最北端の絶景「辺戸岬」とセットで楽しむ
大石林山を訪れた後は、車で10分ほどの距離にある「辺戸岬」へ足を運ぶのがおすすめ。ここからは、天気が良ければ鹿児島県の与論島まで見渡すことができ、絶景を楽しめます。GWの時期でも比較的混雑が少なく、沖縄らしい自然を満喫できるでしょう。
ゆったりした空気が流れるカフェ「茶屋 風のテラス」
散策後は、大石林山の入口にある「茶屋 風のテラス」で一息つくのもおすすめ。地元の食材を使ったヘルシーなランチやスイーツを楽しみながら、森の中でゆったりと過ごせます。GWの混雑を避けて、のんびりと沖縄の大自然を味わいたい人にぴったりのスポットです。
2. 久高島|神の島で過ごす静かなひととき
久高島(くだかじま)は、沖縄本島南部の知念半島から船で15分ほどの距離にある離島で、「神の島」として知られる神聖な場所です。観光地化が進んでいないため、GWでも混雑が少なく、静かでのんびりとした時間を過ごせます。
神秘的な雰囲気の中で島を散策
久高島には信仰の対象とされる場所が多く、訪れる際にはマナーを守ることが大切です。島のあちこちに御嶽(うたき)と呼ばれる聖地があり、特に「カベール岬」は神が降り立ったとされる神聖なスポットとして有名です。
自転車で巡るのにちょうどいいサイズの島
久高島は全長約8kmの小さな島なので、自転車をレンタルして巡るのがおすすめ。のんびりとペダルをこぎながら、どこまでも続く青い海を眺めたり、心地よい潮風を感じたりできます。
透明度の高いビーチ「ウパーマ」でのんびり
島の北側にある「ウパーマビーチ」は、観光客が少なく、透明度の高い海が広がる絶景スポット。静かなビーチで海を眺めながら、時間を忘れてリラックスできます。
島独特のグルメ「イラブー汁」に挑戦
久高島では、ウミヘビ(イラブー)を燻製にして作る「イラブー汁」が伝統料理として有名です。滋養強壮に良いとされており、ここでしか味わえない一品なので、ぜひ試してみてください。
船の本数が限られているので計画的な訪問を
久高島へは安座真港から定期船で行くことができますが、便数が少ないため、帰りの船の時間を事前に確認しておくことが大切です。GWの沖縄旅行で、静かな離島で心を落ち着けたい人にはぴったりのスポットです。
3. 本部町の備瀬集落|フクギ並木と静かな古民家カフェ
沖縄本島北部の本部町にある「備瀬(びせ)」は、美ら海水族館のすぐ近くにありながら、静かで落ち着いた雰囲気が漂うエリアです。観光客が多い水族館とは対照的に、GWでもゆっくりと沖縄らしい風景を楽しめる穴場スポットです。
風情あるフクギ並木の散歩道
備瀬の最大の魅力は、約1,000本のフクギの木が並ぶ「フクギ並木」。木漏れ日が心地よく、のんびりと散歩するだけで心が癒されます。
地元の人しか知らない隠れ家的な古民家カフェ
備瀬には、おしゃれな古民家カフェが点在しており、地元の食材を使ったスイーツや軽食を楽しめます。「チャハヤブラン」は特に人気があり、手作りスイーツとともにフクギ並木を眺めながらのんびり過ごせます。
遠浅のビーチでシュノーケリング
フクギ並木を抜けると、美しい備瀬の海が広がります。遠浅なので子供でも安心して遊べ、透明度の高い海でシュノーケリングを楽しむのもおすすめです。
水族館の混雑を避けるなら朝イチ訪問がベスト
美ら海水族館はGW期間中は混雑しやすいですが、開館直後の朝イチに訪れれば、比較的スムーズに見学できます。その後、備瀬集落を散策すれば、混雑を避けながらゆったりとした時間を過ごせます。
GWの沖縄旅行で、賑やかな観光地ではなく、落ち着いた雰囲気を楽しみたい人にぴったりのスポットです。
次のスポットについても同様に詳しく書いていきますね!
4. ター滝|ジャングルの中の秘境で川遊び
沖縄本島北部の大宜味村(おおぎみそん)にある「ター滝」は、ジャングルの中をトレッキングしながら楽しめる滝スポットです。沖縄といえば海のイメージが強いですが、ター滝は川遊びやトレッキングが好きな人にぴったりの穴場スポットです。GWでも混雑しにくく、自然を満喫できます。
沖縄で気軽に楽しめる本格的なトレッキングスポット
ター滝へ行くには、駐車場から約30分ほど川沿いを歩く必要があります。遊歩道は整備されておらず、岩場を歩いたり、浅い川の中を進んだりと、本格的なトレッキングが楽しめます。ただし、難易度はそれほど高くないので、初心者でも安心です。
水深が浅く子供でも遊びやすい滝つぼエリア
ター滝の周辺は水深が比較的浅く、小さな子供でも遊びやすいエリアがあります。滝の水しぶきを浴びながら、天然のプールのような場所で涼むことができます。水の透明度も高く、川の生き物を観察するのも楽しいですよ。
マイナスイオンたっぷりのジャングルでリフレッシュ
ター滝は沖縄の亜熱帯の森の中にあり、木々の緑や川のせせらぎが心を癒してくれます。滝の近くはひんやりとしていて、GWの暑い時期でも快適に過ごせるのが魅力です。
沖縄ならではの生き物観察が楽しい
ター滝周辺には、沖縄特有の動植物がたくさん生息しています。運が良ければ、カニや川エビ、リュウキュウアカショウビン(沖縄の美しい赤い鳥)などを見ることができるかもしれません。トレッキングしながら、自然の生き物を探してみるのも楽しいですよ。
濡れてもいい服装で行くのがおすすめ
ター滝へ行く際は、必ず「濡れてもいい服装」と「歩きやすいサンダルやウォーターシューズ」を準備していきましょう。川の中を歩くため、スニーカーではなく、水辺で使える靴が最適です。また、着替えやタオルも持参すると安心です。
GWの沖縄旅行で、海とは違ったアクティビティを楽しみたいなら、ター滝は最高の選択肢です!
5. 座間味島の阿真ビーチ|ウミガメと泳げる穴場スポット
座間味島(ざまみじま)は、沖縄本島から高速船で約50分の距離にある慶良間(けらま)諸島の一つです。美しい「ケラマブルー」の海に囲まれ、世界的にも有名なダイビングスポットとして知られています。GWでも本島の観光地に比べて人が少なく、のんびりと過ごせるのが魅力です。
ケラマブルーの海が広がる隠れた名所
阿真(あま)ビーチは、座間味島のメインビーチである古座間味(ふるざまみ)ビーチよりも観光客が少なく、落ち着いた雰囲気が特徴です。砂浜が広がり、透明度の高い海が目の前に広がる、まさに「穴場」と言えるスポットです。
高確率でウミガメと一緒に泳げるシュノーケリング天国
阿真ビーチの最大の魅力は、シュノーケリング中にウミガメと遭遇できる確率が高いこと!ビーチの浅瀬にウミガメがよく現れ、運が良ければ一緒に泳ぐこともできます。自然のままの環境なので、静かに見守ることが大切です。
観光客が少なく、プライベート感たっぷりのビーチ
座間味島は那覇から日帰りも可能ですが、宿泊するとよりのんびり楽しめます。阿真ビーチ周辺にはペンションや民宿があり、夜になると満天の星空を楽しむこともできます。観光地の喧騒を避けて、ゆったりと過ごしたい人にはぴったりの場所です。
船の便が限られるので日帰りより宿泊が◎
座間味島へ行くには、那覇の泊港(とまりこう)からフェリーまたは高速船を利用します。ただし、GW期間中は予約がすぐに埋まる可能性があるため、事前に予約をしておくのがベストです。
また、座間味島を十分に楽しむなら、日帰りではなく1泊するのがおすすめ。島のゆったりとした雰囲気を存分に味わうことができます。
のんびりした島時間を満喫できる絶好のロケーション
阿真ビーチは、リゾート化されていない素朴な雰囲気が魅力。ビーチでのんびり過ごしたり、島のカフェでローカルグルメを楽しんだりと、沖縄の「島時間」を満喫できます。都会の喧騒を忘れ、癒されたい人には最高のスポットです。
沖縄本島とは一味違う、慶良間諸島ならではの美しい海と静かな時間を楽しみたいなら、座間味島の阿真ビーチは絶対におすすめです!
まとめ
沖縄のGW旅行は、人気観光地は混雑しがちですが、今回紹介した穴場スポットなら、人混みを避けてゆったりと楽しめます。
- 大石林山(神秘的な奇岩とパワースポット)
- 久高島(「神の島」で静かな時間を満喫)
- 備瀬集落(フクギ並木と落ち着いた雰囲気の古民家カフェ)
- ター滝(ジャングルの中のトレッキング&川遊び)
- 座間味島・阿真ビーチ(ウミガメと泳げる絶景ビーチ)
GWの沖縄旅行で「人が多すぎて疲れた…」という事態を避けたいなら、ぜひこれらのスポットを訪れてみてください!