2026年の夏も厳しい暑さが続き、「今年は涼しい場所へ旅行したい」と考えている人も多いのではないでしょうか。
そんなときに候補になるのが、北海道や軽井沢、上高地などの避暑地です。
ただし、北海道といっても地域によって夏の気温は大きく違います。
そこで今回は、2026年夏におすすめしたい避暑地を「涼しさ」「観光のしやすさ」「夏ならではの楽しみ」の3つの視点から比較。とにかく涼しく過ごしたい人から、観光もグルメも楽しみたい人まで、おすすめの旅行先を紹介します。
2026年の夏、避暑地が注目される理由
2026年の夏は、暑さから少し離れて過ごせる旅行先への注目が高まりそうです。
気象庁が7月21日に発表した3か月予報では、向こう3か月の気温は北・東・西日本で「平年並か高い」見込みとされています。
さらに7月中旬から下旬にかけては、西日本で記録的な高温となりました。
つまり今年は、「夏だから暑い」と諦めるだけではなく、旅行先そのものを変えて暑さを避けるという選択肢も考えたいところです。
ただし、避暑地だからといって必ず涼しいわけではありません。
同じ北海道でも札幌・旭川と釧路では夏の気候が大きく違いますし、山間部では昼と朝晩の気温差もあります。
そこで今回は、単純な知名度だけではなく「涼しさ」を重視して選びます。
2026年おすすめの避暑地5選
まずは今回おすすめしたい5つのエリアを簡単に比較してみましょう。
| 避暑地 | 涼しさ | 観光のしやすさ | おすすめポイント |
|---|---|---|---|
| 釧路・道東 | ★★★★★ | ★★★☆☆ | とにかく涼しく過ごしたい人向け |
| 美瑛・富良野 | ★★★★☆ | ★★★★☆ | 北海道らしい絶景を楽しみたい人向け |
| 軽井沢 | ★★★★☆ | ★★★★★ | 涼しさとグルメ・ショッピングを楽しみたい人向け |
| 上高地 | ★★★★★ | ★★★☆☆ | 山・川・森林など自然を満喫したい人向け |
| 旭川・大雪山周辺 | ★★★★☆ | ★★★★☆ | 北海道の自然と観光を組み合わせたい人向け |
※「涼しさ」「観光のしやすさ」は旅行先としての一般的な傾向をもとにした目安です。実際の気温や天候は旅行日によって変わります。
1位|釧路・道東は「とにかく涼しい」が魅力
「旅行では観光よりも、とにかく暑さから逃げたい!」
そんな人にまずおすすめしたいのが、北海道の釧路エリアです。
気象庁の平年値を見ると、釧路の8月上旬は平均気温が18℃前後、最高気温が21℃前後、最低気温が15℃台となっています。
東京などの都市部とはかなり違った夏の気候です。
釧路が「天然の避暑地」と呼ばれる理由
釧路地方気象台によると、釧路地方の夏は海霧が多く、気温が上がりにくいのが特徴。
6〜8月の平年値では、釧路の真夏日(日最高気温30℃以上)は0.3日。一方、札幌は8.6日となっています。
釧路地方気象台も、釧路を「天然の避暑地」と紹介しています。
「北海道ならどこでも涼しい」と考えるのではなく、涼しさを最優先するなら道東、とくに釧路はかなり有力な候補です。
釧路で楽しみたい夏の観光
釧路なら、釧路湿原や阿寒湖、摩周湖など、北海道らしい大自然を楽しめます。
特に「暑い街中を歩き回る観光はちょっと苦手」という人には、自然の中でゆったり過ごせる道東旅行が向いています。
一方で、海霧が発生しやすい地域なので、真夏でも長袖や薄手の上着が必要になることがあります。
旅行の荷物に羽織れる服を1枚入れておくと安心です。
2位|美瑛・富良野は北海道らしい夏を満喫
「涼しさだけじゃなく、北海道旅行らしい景色も楽しみたい」
そんな人には美瑛・富良野エリアがおすすめです。
広大な丘、ラベンダー畑、青い空など、夏の北海道ならではの景色を楽しめるのが魅力。
特に夏はドライブ旅行との相性がよく、レンタカーで複数の観光スポットを巡るプランにも向いています。
旭川の8月はどれくらい?
旭川の8月上旬の平年値は、平均気温22℃前後、最高気温27℃台、最低気温18℃前後です。
「北海道だから20℃以下」と期待すると暑く感じる日もありますが、本州の猛暑から離れて北海道らしい夏を楽しみたい人には魅力的なエリアです。
ただし、北海道内でも内陸部は気温が上がることがあります。
そのため「とにかく涼しい場所」が最優先なら釧路、「景色・観光とのバランス」を重視するなら美瑛・富良野、と考えると選びやすいでしょう。
3位|軽井沢はアクセスと避暑を両立したい人におすすめ
「北海道まで行くのはちょっと大変。でも東京より涼しいところに行きたい」
そんな人に人気なのが軽井沢です。
標高約1,000mの高原リゾートで、夏の自然やグルメ、ショッピングなどをまとめて楽しめます。
気象庁の1991〜2020年平年値では、軽井沢の8月上旬の平均気温は21℃台、最高気温は27℃前後、最低気温は17℃台です。
軽井沢なら「涼しい+観光」ができる
軽井沢の魅力は、自然だけではありません。
旧軽井沢エリアで食事や買い物を楽しんだり、美術館を訪れたり、白糸の滝など自然スポットへ足を延ばしたりと、旅行の過ごし方を選びやすいのがポイントです。
軽井沢観光協会でも、自然・グルメ・ショップ・アートなど、さまざまな観光ジャンルが紹介されています。
2026年夏なら白糸の滝も注目
2026年は、白糸の滝で「真夏のライトアップ2026」が7月24日から8月30日まで開催されています。
8月は7〜9日、14〜16日、21〜23日、28〜30日に開催予定で、夜の白糸の滝をライトアップとプロジェクションマッピングで楽しめます。
昼間の暑さを避けて、夕方から夜の観光を組み合わせるのも面白そうです。
4位|上高地は「本気で涼しい自然」を求める人向け
「都会の暑さから完全に離れて、森や川の中で過ごしたい」
そんな人には上高地がおすすめです。
上高地は標高約1,500mの山岳リゾート。
公式サイトによると、松本市街地より平均気温が5〜10℃低いとされています。
さらに公式情報では、8月の平均最高気温は23℃前後。
平地とはかなり違う環境で、夏の避暑地として非常に魅力的です。
ハイキング好きなら特におすすめ
上高地では河童橋、大正池、明神池などを中心に自然の中を歩くことができます。
ただし、「涼しい=何をしても暑くない」というわけではありません。
日なたでは直射日光の影響を受けますし、歩く距離が長くなれば汗もかきます。
帽子や水分を用意し、無理のないペースで楽しみましょう。
5位|旭川・大雪山周辺は自然派におすすめ
北海道旅行と山の自然を組み合わせたいなら、旭川・大雪山周辺も候補になります。
旭川は美瑛・富良野方面へのアクセス拠点としても使いやすく、北海道の広大な自然を楽しみたい人に向いています。
8月の旭川は、平年では最高気温が27℃台になる時期もあり、「北海道=ずっと涼しい」とはいえません。
そのため、旭川市街地だけで涼しさを求めるというより、大雪山など標高の高いエリアと組み合わせる旅行がおすすめです。
「観光都市+自然」という組み合わせで旅行を組みやすいのがメリットです。
結局、2026年の避暑地はどこがおすすめ?
ここまで5つの候補を紹介しましたが、「結局どこへ行けばいいの?」という人向けに整理してみます。
とにかく涼しさ重視なら「釧路」
暑さを避けることを最優先するなら、釧路が有力です。
8月の平年値でも気温が低く、釧路地方気象台が「天然の避暑地」と紹介するほど夏の涼しさが特徴です。
ただし、霧が多く天気がすっきりしない日もあるので、「カラッと晴れた夏」を期待しすぎないほうがいいでしょう。
観光・グルメも楽しみたいなら「軽井沢」
涼しさだけでなく、カフェ、ショッピング、自然、アートなども楽しみたいなら軽井沢。
特に首都圏から短めの旅行を考えている人には使いやすい選択肢です。
2026年夏は白糸の滝のライトアップなど、季節限定のイベントもあります。
絶景を楽しみたいなら「美瑛・富良野」
「せっかく避暑旅行するなら、北海道らしい景色も見たい」という人には美瑛・富良野。
涼しさだけでなく、ラベンダーや丘の風景、ドライブなど、夏の北海道ならではの旅行を楽しめます。
自然の中でしっかり涼みたいなら「上高地」
標高1,500mの上高地は、涼しい場所で自然を満喫したい人にぴったり。
特にハイキングや森林浴が好きな人なら、満足度の高い旅行先になりそうです。
避暑旅行で注意したいポイント
「避暑地だから暑さ対策はいらない」と考えるのは禁物です。
高原や北海道でも日差しが強い日はありますし、ハイキングや観光で長時間歩けば熱中症になる可能性があります。
旅行前には目的地の最新の天気予報を確認し、必要に応じて服装を調整しましょう。
気象庁では全国の1週間予報を公開しているので、出発直前に確認するのがおすすめです。
また、北海道の道東や上高地などは、都市部よりも朝晩が冷え込む場合があります。
「夏だから半袖だけで大丈夫」と決めつけず、薄手の長袖や羽織りものを持っていくと安心です。
2026年の避暑旅行、狙い目は「涼しさ+目的」で選ぶ
2026年の夏は暑さが厳しく、避暑地への旅行を考えるにはちょうどいいタイミングです。
ただ、「日本で一番涼しい場所」を探すだけでは、旅行先選びに失敗することもあります。
重要なのは、自分が何をしたいか。
「とにかく涼みたい」なら釧路。
「北海道らしい景色を見たい」なら美瑛・富良野。
「涼しさとグルメ・買い物を両立したい」なら軽井沢。
「山や川で自然を満喫したい」なら上高地。
「北海道の自然を広く楽しみたい」なら旭川・大雪山周辺。
こんなふうに目的から選ぶと、旅行プランがかなり決めやすくなります。
まとめ|2026年の夏は「涼しい場所へ逃げる」のもアリ
2026年の夏は全国的に暑さが厳しく、今年の旅行先は「どこへ行くか」だけでなく「どれだけ暑さを避けられるか」で選ぶのもおすすめです。
今回紹介した中でも、特に涼しさを重視するなら釧路や上高地が有力。
観光やグルメまで含めて楽しみたいなら軽井沢、北海道らしい夏を満喫したいなら美瑛・富良野が候補になります。
避暑地といっても、その日の天候や時間帯によって暑く感じることはあります。
旅行前には最新の天気予報を確認し、帽子・水分・薄手の羽織りものなどを準備しておきましょう。
暑い場所で我慢するのではなく、今年の夏は思い切って「涼しい場所へ旅行する」。
そんな過ごし方を選んでみるのもよさそうです。
【出典】
・気象庁「3か月予報」
・気象庁「軽井沢・8月の平年値」
・気象庁「旭川・8月の平年値」
・気象庁「釧路・8月の平年値」
・釧路地方気象台「釧路地方の夏」
・軽井沢観光協会「白糸の滝 真夏のライトアップ2026」
・軽井沢観光協会
・上高地公式ウェブサイト

