トヨタの高級ミニバン「アルファード」が2026年6月に一部改良されました。
今回の注目ポイントは、なんといってもZグレードにPHEVが追加されたこと。
これまで最上級グレード中心だったPHEVが、より身近なグレードでも選べるようになっています。
さらにHEVには新たにGグレードが設定されるなど、選択肢も広がりました。
ここでは、2026年モデルの価格やグレード、PHEVの特徴、燃費、乗り心地などをまとめて紹介します。
アルファード2026年モデルの変更点
2026年6月3日、トヨタはアルファードとヴェルファイアの一部改良モデルを発売しました。
今回のアルファードは、外観を大きく変えるようなフルモデルチェンジではありません。その一方で、パワートレーンやグレード構成に注目したい変更が入っています。
ZグレードにPHEVが追加
今回の目玉といえるのが、ZグレードのPHEVモデル追加です。
これまでアルファードのPHEVは、より上位の「Executive Lounge」に設定されていました。2026年モデルではZにもPHEVが設定され、選択肢が広がっています。
Z PHEVはE-Fourを採用した6人乗り。19インチアルミホイールやエグゼクティブパワーシート、快適温熱シート、ベンチレーションシートなど、上質な装備も用意されています。
HEVには新しいGグレード
もう一つの変更が、HEVへのGグレード追加です。
2026年モデルでは、従来のHEVラインアップからXグレードがなくなり、新たにGグレードが設定されました。
ハイブリッドを選びたいけれど、最上位グレードまでは必要ないという人にとって、検討しやすい選択肢になっています。
ボディカラーや装備も変更
ボディカラーには「ニュートラルブラック」が設定されました。
また、アルファードでは18インチアルミホイールの質感が向上したほか、乗り心地にも関係する周波数感応型ショックアブソーバーが採用されています。
見た目だけでなく、乗っているときの快適性にも手が入っているのがポイントです。
アルファードの価格とグレードをチェック
アルファードはグレードによって価格差がかなり大きくなっています。
2026年6月発売モデルのアルファードは、ガソリン車のZが559万9,000円から。
一方、PHEVやExecutive Loungeまで含めると、価格帯は1,000万円を超えてきます。
代表的な価格を見てみましょう。
| パワートレーン・グレード | 価格の目安 |
|---|---|
| ガソリン Z・2WD | 559万9,000円 |
| ガソリン Z・4WD | 579万7,000円 |
| PHEV Z・E-Four | 764万9,400円 |
| PHEV Executive Lounge | 1,065万円前後~ |
※価格はメーカー希望小売価格。仕様・オプションなどによって異なります。
こうして見ると、アルファードは「ミニバンだから500万円くらい」と考えていると、上位グレードではかなり印象が変わります。
特にPHEVは、Zでも760万円台から。装備や電動化を重視する人向けのモデルといえそうです。
ガソリン・HEV・PHEVはどう違う?
ざっくり分けると、
ガソリン車
→ 車両価格を抑えながらアルファードらしい広さや快適性を楽しみたい人向け。
HEV
→ 燃費と走りのバランスを重視したい人向け。
PHEV
→ EV走行の静かさや電動化のメリットを積極的に取り入れたい人向け。
というイメージです。
もちろん、年間走行距離や自宅で充電できるかどうかによっても、どのパワートレーンが合うかは変わります。
注目のアルファードPHEV、その実力は?
今回のアルファードで特に気になるのがPHEVです。
PHEVは「プラグインハイブリッド」のことで、外部からバッテリーを充電できるハイブリッド車です。
アルファードPHEVは2.5Lエンジンと電動システムを組み合わせ、E-Fourを採用しています。
EV走行できるのが大きな魅力
アルファードPHEVの大きな特徴は、充電した電力を使ってEV走行できること。
トヨタの公式情報では、17インチタイヤ装着時のEV走行距離は74kmとされています。
実際の走行距離は、気温や渋滞、エアコンの使用、運転方法などによって変わります。
買い物や送迎、通勤など、普段の移動距離が比較的短い人なら、日常のかなりの部分を電気で走れる可能性があります。
また、EV走行時はエンジン音がないため、アルファードがもともと重視している「静かで快適な移動」とも相性が良いでしょう。
HEVとどちらを選ぶ?
ここはかなり悩むところです。
PHEVなら自宅などで充電できる環境があると便利ですが、誰にとってもPHEVが必要というわけではありません。
「充電するのが面倒」「遠出が多い」「購入価格をできるだけ抑えたい」という場合は、HEVやガソリン車も十分候補になります。
逆に、自宅に充電設備を用意できて、普段は短距離移動が中心という人なら、PHEVのメリットを活かしやすくなります。
アルファードの燃費や走行性能
アルファードは大きなボディを持つミニバンなので、燃費も気になるところです。
2026年モデルでは、ガソリンZのWLTCモード燃費が2WDで10.9km/L、4WDで10.4km/L。
一方、HEVではグレードによって16.8~18.9km/Lとなっています。
数字だけを見ると、やはりHEVの燃費性能は魅力的です。
ただし、カタログ燃費はあくまで一定の条件で測定した数値。
実際の燃費は、渋滞、気温、エアコン、荷物の量、アクセル操作などによって変わります。
大きな車体でも快適性を重視
アルファードの魅力は、燃費だけではありません。
特に2列目の快適性はアルファードの大きな特徴です。
グレードによってはパワーリクライニングやパワーオットマン、シートヒーター、ベンチレーションなどが用意されています。
家族で長距離ドライブをする場合や、後席に人を乗せる機会が多い場合には、このあたりが購入理由になることもありそうです。
アルファードを購入する前に確認したいこと
まずは「どこまで装備が必要か」を考えよう
アルファードは上位グレードになるほど装備が充実します。
ただ、すべての装備が自分の使い方に必要とは限りません。
たとえば、普段は家族4~5人で使い、遠出も年に数回程度なら、最上級グレードまで必要ないケースもあります。
逆に、長距離移動が多く、後席に乗る人の快適性を重視するなら、上位グレードの装備が魅力的に感じられるでしょう。
「アルファードだから一番上のグレード」という選び方ではなく、自分がどんな場面で車を使うのかを考えるのがおすすめです。
PHEVは充電環境もチェック
PHEVを選ぶなら、購入前に充電環境も確認しておきたいところです。
自宅で充電できるのか、マンションなどで充電設備を利用できるのか。ここが使い勝手を大きく左右します。
せっかくPHEVを購入しても、充電する機会がほとんどなければ、本来のメリットを活かしにくくなります。
また、PHEVはガソリン車やHEVより車両価格が高くなるため、「電気で走れる」という魅力だけでなく、購入費用とのバランスも考えておきたいところです。
まとめ
2026年6月に一部改良されたアルファードは、PHEVとHEVのラインアップが強化され、以前より選択肢が広がりました。
特に注目なのが、ZグレードにPHEVが追加されたこと。
PHEVならEV走行ができ、アルファードらしい静かで快適な移動との相性も良さそうです。
2026年モデルでは選択肢そのものが増えているので、購入を考えている人は、それぞれの違いをじっくり比較してみるとよさそうです。
【出典】
・トヨタ自動車「アルファードならびにヴェルファイアを一部改良」
・トヨタ「アルファード」公式サイト
・トヨタ「アルファードPHEV」

