ChatGPTで音声ファイルを扱える新機能が登場しました!
会議やインタビュー、講義などの録音データをアップロードして、文字起こしや要約、議事録の作成、録音内容についての質問などができるようになっています。
これまで録音を何度も聞き直しながらメモを取っていた人にとって、うれしいアップデートですよね。
「どうやって使うの?」「無料版でも利用できる?」「MP3やM4Aにも対応している?」と気になっている人も多いのではないでしょうか。
この記事では、ChatGPTの音声ファイル対応でできることから、具体的な操作手順、すぐに使えるコピペ用プロンプト、利用時の注意点までわかりやすく解説します。
ChatGPTが音声ファイルに対応!何ができるようになった?
録音データを文字起こしできる
今回の機能で注目したいのが、音声ファイルをアップロードして、その内容をテキストとして扱えることです。
たとえば、会議を録音したMP3ファイルをChatGPTにアップロードし、文字起こしを依頼できます。
録音を最初から最後まで聞き直して、一言ずつ手作業で入力する必要がなくなるため、作業時間の短縮につながります。
ただし、音声の認識精度は言語や録音環境などによって変わります。
周囲の雑音が多い音声や、複数人が同時に話している録音では、誤認識が発生することもあります。
文字起こしの結果は必ず確認し、重要な発言や数字は元の録音と照らし合わせることが大切です。
録音内容を要約して議事録を作れる
音声をテキスト化するだけでなく、内容を整理して要約することもできます。
たとえば、1時間の会議を録音した場合、重要な決定事項や今後の対応、担当者ごとのタスクなどを抜き出すように指示できます。
自分でメモをまとめる手間を減らせるので、仕事で会議が多い人には便利な使い方です。
録音内容について質問できる
音声ファイルをアップロードした後は、その内容について追加の質問もできます。
たとえば、次のような使い方が考えられます。
- 会議で決まったことだけを抜き出す
- 発言された日付や金額を確認する
- 次回までに必要な作業を整理する
- インタビューの重要な発言をまとめる
- 講義の内容を復習用のノートにする
音声を文字にするだけでなく、その後の情報整理まで任せられるのが大きなポイントです。
ChatGPTの音声ファイル対応はいつから?
2026年10月に公式発表された新機能
OpenAIの公式リリースノートでは、2026年10月6日に「Audio uploads in ChatGPT」として音声アップロード機能が案内されました。
会議、インタビュー、講義などの録音を文字起こししたり、要約したり、内容について質問したりする用途が紹介されています。
利用できる範囲は、契約プランやワークスペースの設定、地域、アプリのバージョン、選択中のモデルなどによって異なる場合があります。
そのため、同じChatGPTを使っていても、アカウントによって利用できる機能が異なる可能性があります。
無料版でも使える?
ここは事前に確認しておきたいポイントです。
OpenAIの公式ヘルプによると、音声ファイルのアップロードは、現在、有料のChatGPTサブスクリプションおよびEnterpriseを含むワークスペースで利用でき、無料プランでは利用できません。
通常の文書や画像などのアップロードと、音声ファイルのアップロードでは利用条件が異なるため、注意しましょう。
また、有料プランであっても利用上限やアカウント設定などの影響を受ける場合があります。
利用できるかどうかは、実際のChatGPT画面と公式ヘルプで確認するのがおすすめです。
ChatGPTで音声ファイルを文字起こし・要約する方法
ここからは、実際の操作方法を順番に紹介します。
手順1:音声ファイルを用意する
まずは、文字起こしや要約をしたい音声ファイルを用意しましょう。
対応形式には、次のようなものがあります。
- MP3/MPEG
- WAV
- M4A
- AAC
- FLAC
- OGG/OGA
- 音声のみのWebM
- 音声のみのMP4
- PCM
ただし、WebMやMP4であっても、動画ファイルとして認識されるものは音声アップロードに対応しない場合があります。
ファイルには、正常に読み取れる音声データが含まれている必要があります。
音声ファイルのサイズ上限は1ファイルあたり512MBです。
ただし、容量内であっても、録音が非常に長い場合などは処理が完了しないことがあります。
手順2:ChatGPTを開いてファイルを添付する
次に、ChatGPTを開き、新しいチャットまたは既存のチャットを表示します。
基本的な操作は次のとおりです。
- ChatGPTにログインする
- チャット画面の入力欄付近にある「+」などの添付メニューを開く
- 音声ファイルを選択する
- ファイルが添付されたことを確認する
- 音声に対して行いたい作業を入力する
画面の表示やボタンの位置は、利用する端末やアプリのバージョンによって異なる場合があります。
音声ファイルを選択できない場合は、利用プランやアカウントの設定、ファイル形式などを確認してみてください。
手順3:文字起こしを依頼する
ファイルを添付したら、ChatGPTに具体的な指示を出します。
単に「文字起こしして」と入力してもよいですが、用途や出力形式を指定すると、後から使いやすい結果になりやすくなります。
たとえば、次のプロンプトを使ってみてください。
【コピペ用】音声ファイルを文字起こしする指示文
「添付した音声ファイルを、できるだけ正確に文字起こししてください。
次のルールでお願いします。
・話されている内容を省略せずに書き起こす
・句読点を適切に補う
・聞き取れない部分は推測で補わず、[聞き取り不明]と記載する
・数字、日付、金額、人名は特に注意して記載する
・話者を区別できる場合は、話者ごとに分ける
最後に、聞き取りに自信がない箇所があれば一覧にしてください。」
このように指示しておけば、聞き取れない部分を勝手に補ってしまうリスクを減らし、確認すべき箇所を把握しやすくなります。
手順4:要約や議事録を作成する
文字起こしができたら、次は内容を整理しましょう。
会議の録音であれば、全文をそのまま保存するだけでなく、決定事項や担当者、期限などをまとめると実務で活用しやすくなります。
【コピペ用】会議の議事録を作る指示文
「添付した音声ファイルの内容をもとに、会議の議事録を作成してください。
次の項目に分けて整理してください。
- 会議の概要
- 主な議題
- 決定事項
- 未解決の課題
- 今後の対応
- 担当者と期限
音声内で確認できない情報は、推測で補わず『不明』と記載してください。
重要な決定事項については、元の発言内容を確認できるよう、関連する発言も簡潔に示してください。」
この指示文を使えば、会議後に議事録を作る作業を効率化できます。
なお、担当者や期限が明確に発言されていない場合は、AIが勝手に決めないように指示するのがポイントです。
手順5:必要な情報を追加で質問する
要約や議事録を作った後は、さらに質問して情報を整理できます。
たとえば、次のような質問が便利です。
- 「この会議で最も重要な決定事項を3つ教えて」
- 「来週までに対応する必要がある作業を一覧にして」
- 「費用や金額に関する発言だけを抜き出して」
- 「未解決の課題と、その理由を整理して」
- 「上司に報告するため、300文字以内でまとめて」
最初から完璧な結果を求めず、文字起こし→要約→追加質問の順に進めると、目的に合った内容に仕上げやすくなります。
ChatGPTで音声ファイルを扱うときの注意点
文字起こしの内容が100%正確とは限らない
ChatGPTは便利ですが、音声を必ず正確に認識できるわけではありません。
特に注意したいのは、次のような内容です。
- 人名や会社名
- 専門用語
- 日付や時刻
- 金額や数量
- 複数人が同時に話している箇所
- 雑音や小さな声が含まれる箇所
こうした情報は、誤認識があると後の作業に影響する可能性があります。
契約内容や金額、重要な決定事項などは、必ず元の録音と照合しましょう。
個人情報や機密情報の取り扱いに注意する
会議やインタビューの録音には、氏名、連絡先、顧客情報、社内の機密情報などが含まれる場合があります。
アップロードする前に、録音内容をChatGPTで処理してよいか確認しておきましょう。
会社の業務で使う場合は、社内ルールや利用しているワークスペースの設定も重要です。
必要に応じて個人情報を削除したり、機密情報を含まないファイルを使ったりするなど、慎重に扱うことをおすすめします。
録音した相手への配慮も忘れずに
会議やインタビューの録音を利用する際は、状況に応じて相手に録音の目的や利用方法を説明し、必要な同意を得ることも大切です。
特に、第三者に共有する議事録や文字起こしを作る場合は、個人情報や発言内容の取り扱いに注意しましょう。
ChatGPTで音声ファイルをアップロードできないときの対処法
ファイル形式を確認する
最初に確認したいのは、音声ファイルの形式です。
対応形式でない場合や、ファイルに正常な音声データが含まれていない場合は、アップロードや処理がうまくいかないことがあります。
別の対応形式に変換できる場合は、変換後に再度試してみましょう。
ファイル容量と録音時間を確認する
音声ファイルの容量上限は512MBです。
上限を超えている場合は、音声を分割する、不要な部分を削除する、ファイルサイズを小さくするなどの方法を検討してください。
また、非常に長い録音は処理が完了しない場合があります。
長時間の会議などは、議題ごとに分割して処理すると扱いやすくなることがあります。
プランや利用上限を確認する
音声アップロードは無料プランでは利用できません。
有料プランを利用している場合でも、利用上限やワークスペースの設定などによって使えない可能性があります。
問題が解決しない場合は、OpenAIの公式ヘルプで最新の利用条件を確認しましょう。
ChatGPTの音声ファイル対応についてよくある質問
Q. ChatGPTで音声ファイルを文字起こしできますか?
A. はい。対応する音声ファイルを添付し、文字起こしを依頼できます。
ただし、認識精度は録音環境や言語などによって異なるため、重要な部分は確認が必要です。
Q. MP3やM4Aのファイルは使えますか?
A. OpenAIの公式ヘルプでは、MP3やM4Aなどの形式が対応形式として案内されています。
ファイルが正常に読み取れることも必要です。
Q. ChatGPTの無料版でも音声ファイルをアップロードできますか?
A. 現在、音声ファイルのアップロードは有料サブスクリプションと対象ワークスペース向けの機能です。
無料プランでは利用できないと公式ヘルプに記載されています。
Q. 音声ファイルの容量はどこまで対応していますか?
A. 公式ヘルプでは、1ファイルあたり512MBが上限とされています。
ただし、長時間の録音などは処理が完了しない場合もあります。
Q. 文字起こしした内容をWordや議事録にまとめられますか?
A. はい。文字起こしした内容を整理して、議事録や報告書の下書きにできます。
必要に応じて、見出しや表を使うように指示すると読みやすくなります。
まとめ|ChatGPTの音声ファイル対応を活用して作業を効率化しよう
ChatGPTの音声ファイル対応を使えば、録音データの文字起こしや要約、議事録の作成、録音内容の確認などを効率化できます。
特に、会議が多い人やインタビューを行う人、講義の内容を整理したい人にとって、便利な機能です。
最初は短い音声ファイルを使い、文字起こしや要約を試してみるのがおすすめです。
慣れてきたら、議事録の作成やタスクの整理などにも活用してみましょう。
録音を聞き直す時間を減らし、情報を整理する作業を効率化したい人は、ぜひ試してみてください。
【出典】
OpenAI公式リリースノート(ChatGPTの音声アップロード機能)
OpenAI公式ヘルプ:ChatGPTへのファイルと音声のアップロード
OpenAI公式ヘルプ:ファイルアップロードFAQ
※機能の提供状況、対応形式、利用上限は変更される可能性があります。公開前に公式ヘルプの最新情報をご確認ください。
