海外旅行の準備で忘れずに確認しておきたいのが、パスポートの申請や更新です。
「パスポートの申請って窓口に行かないとダメ?」「スマホだけで手続きできるの?」「手数料はいくらかかる?」と疑問に思っている方も多いのではないでしょうか。
実は、2025年3月24日から、全国の都道府県でパスポートの新規申請もオンラインでできるようになりました。
マイナポータルを利用すれば、申請のために窓口へ出向く必要がなくなり、自宅などから手続きを進められます。
さらに、2026年7月1日以降の申請分からは、パスポートの発給手数料も改定されています。
この記事では、パスポートのオンライン申請方法や必要なもの、最新の手数料、受け取りまでの流れを、初めての方にもわかりやすく解説します。
パスポートのオンライン申請は全国で可能!何が便利?
新規申請も更新もスマホから手続きできる
これまでは、パスポートの申請といえば、申請窓口に出向いて手続きをするイメージがあったかもしれません。
しかし、2025年3月24日からは、全国の都道府県でパスポートの新規申請もオンラインでできるようになりました。
オンライン申請では、マイナポータルを利用して、顔写真や署名の画像を提出したり、申請に必要な情報を入力したりできます。
オンライン申請が利用できる主な手続きは、次のとおりです。
- 初めてパスポートを申請する
- 有効期限が切れたパスポートを新しく申請する
- 有効期間が残り1年未満になったパスポートを更新する
- 氏名や本籍などの変更に伴う申請をする
- パスポートの紛失・盗難などに伴う届け出や申請をする
ただし、手続きの種類によって申請条件や必要な操作が異なります。
自分の状況に合った手続きを選びましょう。
詳しくは、外務省「国内からオンライン申請する」で確認できます。
オンライン申請でも受け取りは窓口へ行く必要がある
オンライン申請は便利ですが、申請から受け取りまですべて自宅で完結するわけではありません。
新しいパスポートを受け取る際は、申請時に選択した窓口へ本人が出向く必要があります。
そのため、申請が終わったら、交付予定日や受け取りに必要なものを確認しておきましょう。
また、パスポートは発行後6か月以内に受け取らないと失効します。
受け取りを忘れないように注意してください。
パスポートのオンライン申請に必要なもの
マイナンバーカード
オンライン申請には、原則としてマイナンバーカードが必要です。
申請時には、カードに設定した暗証番号などを入力するため、事前に確認しておきましょう。
暗証番号を忘れてしまった場合は、申請を始める前に、必要な再設定手続きを確認しておくとスムーズです。
なお、利用できるカードや申請条件は手続きによって異なる場合があります。
詳細は公式案内を確認してください。
マイナポータルアプリが使えるスマートフォン
オンライン申請には、マイナポータルアプリが使えるスマートフォンが必要です。
パソコンから申請する場合でも、マイナンバーカードやパスポートの読み取りなどにスマートフォンを使用することがあります。
アプリを事前にインストールし、マイナンバーカードを読み取れる状態にしておきましょう。
顔写真と自署(サイン)
申請では、パスポートに使用する顔写真と、自分の署名(自署)の画像も必要です。
スマートフォンで撮影する方法のほか、あらかじめ用意した画像データをアップロードできる場合もあります。
顔写真は、正面を向いていることや、顔の輪郭がはっきり分かることなど、パスポート用の条件を満たさなければなりません。
写真が条件に合わないと、修正や再提出が必要になる可能性があります。
顔写真は、加工アプリなどで過度に修正せず、公式の撮影条件に合ったものを用意しましょう。
詳しい準備方法は、外務省「パスポートの申請はオンラインで!」でも確認できます。
更新の場合は現在のパスポートも用意する
パスポートを更新する場合は、現在持っているパスポートも必要です。
オンライン申請では、パスポートの顔写真があるページやICチップの情報を読み取る操作があります。
申請時だけでなく、受け取り時にも現在のパスポートを持参する必要があるため、なくさないように保管しておきましょう。
一方、初めてパスポートを申請する場合は、現在のパスポートはありません。
手続きの種類に応じて必要なものを確認してください。
パスポートのオンライン申請方法を5ステップで解説
ステップ1:マイナポータルにログインする
まずは、スマートフォンでマイナポータルアプリを開き、マイナンバーカードを使ってログインします。
ログイン時には、カードの暗証番号などを入力します。
暗証番号を複数回間違えるとロックされる場合があるため、事前に確認しておくと安心です。
ステップ2:パスポートの申請手続きを選ぶ
ログインできたら、マイナポータルの「さがす」から「パスポート」を検索し、パスポート申請の手続きへ進みます。
初めての申請なのか、更新なのか、氏名などの変更なのか、自分の状況に合った手続きを選びましょう。
ステップ3:受け取り窓口を選択する
画面の案内に従って、パスポートを受け取る窓口を選びます。
窓口によって受付時間や受け取りに関する案内が異なる場合があるため、アクセスや営業時間も確認しておきましょう。
ステップ4:顔写真・署名・申請情報を登録する
画面の案内に従って顔写真と署名を登録し、必要な情報を入力します。
新規申請では、戸籍情報とのシステム連携により、本籍地などの情報が自動で記載される仕組みが導入されています。
国内からの通常のオンライン新規申請では、紙の戸籍謄本を別途提出する必要はありません。
ただし、申請内容や個別の事情によって追加確認が必要になる場合もあるため、画面に表示される案内に従ってください。
ステップ5:申請内容を確認して送信する
入力した内容に間違いがないか確認し、画面の案内に従って申請を完了させます。
申請後は、マイナポータルで進捗状況や追加の連絡を確認しましょう。
写真や入力内容に不備があれば、修正を求められる場合があります。
申請が受理されたら、交付予定日の案内を確認し、指定された窓口で受け取ります。
オンライン申請はこちらから進められます。
パスポートの手数料はいくら?2026年7月から変更
オンライン申請と窓口申請で料金が異なる
パスポートの発給手数料は、2026年7月1日以降の申請分から改定されました。
国内で申請する場合の主な手数料は、次のとおりです。
| パスポートの種類 | オンライン申請 | 窓口申請 |
|---|---|---|
| 10年用(18歳以上) | 8,900円 | 9,300円 |
| 5年用(18歳未満) | 4,400円 | 4,800円 |
※2026年7月1日以降の申請分についての金額です。申請区分や個別の事情によって異なる場合があるため、申請前に最新の公式情報を確認してください。
この料金表から分かるように、通常の申請ではオンライン申請のほうが窓口申請より400円安くなっています。
以前の手数料と比べても大きな変更があるため、古い情報を参考にしないよう注意しましょう。
最新の料金は、外務省「旅券手数料改定 関連情報」で確認できます。
手数料の支払い方法も事前に確認しよう
オンライン申請では、条件に応じてクレジットカードによるオンライン納付を利用できます。
ただし、支払い方法や利用条件は申請先の案内によって異なる場合があります。
窓口で支払う方法も含めて、申請時に確認しておきましょう。
また、手数料の改定後は申請が集中し、交付まで通常より時間がかかることも想定されています。
海外旅行の日程が決まっている方は、直前に申請するのではなく、余裕をもって手続きを進めることが大切です。
パスポートのオンライン申請で気をつけたいポイント
旅行直前の申請は避ける
パスポートは、申請したらすぐに受け取れるわけではありません。
審査や作成に時間がかかる場合があり、申請内容に不備があれば、さらに日数が必要になることもあります。
海外旅行の予定がある方は、航空券やホテルの予約だけでなく、パスポートの有効期限や交付予定日も確認しておきましょう。
渡航先によっては、入国時に一定の残存有効期間が求められる場合もあります。旅行先の入国条件も忘れずに確認してください。
氏名や本籍地の変更がある場合は注意
結婚などで氏名が変わった場合や、本籍地の都道府県が変更になった場合は、通常の更新とは手続きが異なることがあります。
オンライン申請では、戸籍に記載された氏名やフリガナなどの情報を正しく入力することが重要です。
2025年5月26日から戸籍の氏名にフリガナを記載する制度が始まっているため、パスポート申請でも戸籍と同じフリガナを記載する必要があります。
変更がある方は、申請前に必要な手続きを確認しましょう。
受け取り期限の6か月を忘れない
新しいパスポートは、発行後6か月以内に受け取る必要があります。
期限を過ぎるとパスポートが失効し、次回の申請時に通常より高い手数料が適用される場合があります。
申請が終わったことで安心せず、交付予定日の通知を確認し、受け取りまで忘れずに進めましょう。
まとめ:パスポートのオンライン申請を活用して余裕をもって準備しよう
パスポートは、2025年3月24日から全国で新規申請もオンライン対応となり、マイナポータルを利用してスマートフォンなどから手続きを進められるようになりました。
さらに、2026年7月1日以降の申請分からは手数料が改定され、通常の10年用パスポートはオンライン申請で8,900円、窓口申請で9,300円となっています。
オンライン申請を利用する際は、次のポイントを押さえておきましょう。
- マイナンバーカードとマイナポータルアプリを準備する
- 顔写真や署名を申請条件に合う形で用意する
- 申請内容に間違いがないか確認してから送信する
- 最新の手数料と支払い方法を確認する
- 受け取りは本人が窓口へ行き、発行後6か月以内に受け取る
- 海外旅行の予定がある場合は早めに申請する
オンライン申請は、忙しい方にとって便利な選択肢です。
ただし、受け取りは窓口で行う必要があるため、申請から受け取りまでの流れを把握しておくことが大切です。
これから海外旅行を予定している方は、パスポートの有効期限を確認し、余裕をもって準備を進めてください。
【出典】

