銀行アプリの偽画面に注意!偽アプリによる不正送金の手口と対策

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対策
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スマートフォンで銀行アプリを利用している人は、偽アプリや偽の入力画面を使った不正送金に注意が必要です。

2026年10月には、鹿児島銀行や七十七銀行、福岡銀行など複数の金融機関が、不審なアプリや偽サイトに関する注意喚起を公表しています。

日本サイバー犯罪対策センターも、偽アプリによってスマートフォンを遠隔操作され、ネットバンキングなどで金銭被害が発生する手口を紹介しています。

こうした手口は、特定の銀行だけに関係するものではありません。

ただし、すべての銀行で同じマルウェアや被害が確認されているわけではないため、情報を正しく理解することが大切です。

この記事では、偽画面が表示される仕組み、注意すべき兆候、被害を防ぐ方法、万が一の対処法をわかりやすく解説します。

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銀行アプリの偽画面とは?

本物そっくりの画面で情報を盗み取る

銀行アプリの偽画面とは、正規の銀行アプリやログイン画面に似せて作られた、情報を盗み取るための画面です。

利用者が本物だと思って入力したログインID、パスワード、暗証番号、パスコードなどが、犯罪者側に知られてしまうおそれがあります。

鹿児島銀行は2026年10月21日、スマートフォンなどを狙い、バンキングアプリの画面を装った偽画面を表示して認証情報を盗み取るマルウェアが国内で確認されていると注意喚起しました。

見た目が本物に似ていると、普段から利用している銀行アプリであっても、画面の異常に気づきにくい場合があります。

そのため、画面のデザインだけで安全だと判断しないことが重要です。

偽アプリによってスマートフォンを操作される手口もある

注意したいのは、偽画面を使って情報を盗む手口だけではありません。

偽アプリをインストールさせ、スマートフォンを第三者が遠隔操作できる状態にする手口も確認されています。

日本サイバー犯罪対策センター(JC3)は2026年10月15日、偽アプリの導入によってスマートフォンを遠隔操作され、オンラインバンキングの不正送金やキャッシュレス決済の不正利用につながる事例を紹介しています。

このように、情報を入力させて盗む手口と、端末を遠隔操作して不正利用する手口は区別して理解する必要があります。

いずれも、見知らぬアプリのインストールや不審なリンクへのアクセスが被害のきっかけになる可能性があります。

鹿児島銀行だけではない?複数の金融機関が注意喚起

七十七銀行は偽アプリ・偽サイトに注意を呼びかけ

七十七銀行は2026年10月1日、金融機関の公式アプリを装った偽アプリや、ダウンロードに誘導する偽サイトについて注意喚起しました。

偽アプリや偽サイトを通じて、ログインID、パスワード、暗証番号、ワンタイムパスワードなどが盗まれ、不正送金につながるおそれがあるとしています。

また、偽アプリ内に金融機関ごとの偽のパスコード入力画面が表示される手口にも言及しています。

Webサイト上でアプリの更新やインストールを求められた場合は、安易に操作しないよう呼びかけています。

福岡銀行も不正アプリによる被害に注意喚起

福岡銀行は2026年10月13日、Androidスマートフォンの利用者に向けて、不正アプリによる不正送金への注意を呼びかけました。

同行は、自行や他社のサービスを装ったアプリをインストールすると、スマートフォンを第三者に遠隔操作され、銀行アプリなどが不正に操作されるおそれがあると説明しています。

アプリは公式ストアから入手し、SMSやメール、SNS、Web広告などにある不審なリンクからインストールしないよう案内しています。

スルガ銀行や北海道銀行も注意を呼びかけ

スルガ銀行は2026年10月6日、銀行名やロゴを無断で使用した偽アプリについて注意喚起しました。

北海道銀行も2026年9月17日、偽アプリのインストールをきっかけに銀行アプリを遠隔操作され、不正送金につながる事案について案内しています。

複数の金融機関が関連する手口について注意喚起していることから、利用者は自分が口座を持つ銀行の情報だけでなく、スマートフォン全体のセキュリティにも気を配る必要があります。

ただし、これらの発表だけで、すべての金融機関で同一の攻撃や被害が発生していると断定することはできません。

偽アプリや偽画面につながる主な手口

SMSやメールで偽サイトへ誘導する

よくあるきっかけの一つが、SMSやメールに記載されたリンクです。

「セキュリティの更新が必要」「不正利用を確認した」「ポイントを受け取れる」など、利用者がすぐに対応したくなる文面で偽サイトへ誘導することがあります。

リンク先でアプリのインストールや認証情報の入力を求められても、すぐに操作しないでください。

銀行からの連絡に見えても、メッセージ内のリンクを使わず、公式アプリやブックマーク済みの公式サイトから確認するのが安全です。

アプリの更新を装ってインストールさせる

「アプリの更新」「セキュリティ強化」「本人確認」などを理由に、Webサイトからアプリをインストールさせようとするケースにも注意が必要です。

正規のアプリストアに似せた画面が表示される場合もあるため、見た目だけで安全性を判断しないようにしましょう。

銀行アプリは、利用する金融機関が案内する公式アプリストアから入手してください。

Webページから直接ダウンロードするよう求められたり、不自然な権限の許可を求められたりした場合は、操作を中止しましょう。

偽画面で暗証番号やパスコードを入力させる

偽アプリなどが端末に入り込むと、正規の銀行アプリを起動した際に、通常とは異なる入力画面が表示される手口もあります。

いつもと同じように見えても、突然パスコードや暗証番号を求められた場合は、入力せずに確認することが大切です。

ただし、入力画面が表示されたという理由だけで、必ずマルウェアに感染しているとは限りません。

少しでも不審に感じたら操作を止め、銀行の公式窓口へ相談してください。

偽画面や不正アプリを見分けるためのチェックポイント

普段と違う入力要求がないか確認する

次のような変化があった場合は、注意が必要です。

  • いつもと違うタイミングで暗証番号やパスコードを求められる
  • 銀行アプリの画面が普段と異なる
  • 公式サイト以外からアプリをインストールするよう案内される
  • 身に覚えのないアプリが端末に入っている
  • アプリのインストール中に、端末の操作や管理に関する不自然な権限を求められる
  • スマートフォンの動作やバッテリー消費に急な変化がある

これらは不正アプリを疑うきっかけにはなりますが、単独で感染を断定できるものではありません。

異常がある場合は、銀行アプリでの操作を続けないことが大切です。

アプリの入手先を必ず確認する

アプリをインストールする際は、Apple App StoreやGoogle Playなどの公式ストアを利用しましょう。

ただし、公式ストアを利用するだけであらゆる危険を完全に防げるわけではありません。

アプリ名や提供元も確認し、銀行の公式サイトから案内されているアプリと一致するか確かめてください。

また、SMSやメールのリンクからログイン画面へ移動するのではなく、自分で公式アプリを起動するか、登録済みのブックマークから公式サイトにアクセスする習慣をつけましょう。

偽アプリによる不正送金を防ぐための対策

不審なリンクからアプリをインストールしない

知らない相手から届いたSMSやメール、SNS広告などに記載されたリンクから、アプリをインストールしないでください。

家族や知人から送られたリンクであっても、本人のアカウントが乗っ取られている可能性があるため、内容に不自然な点があれば別の方法で確認しましょう。

スマートフォンとアプリを最新の状態に保つ

OSやアプリの更新には、セキュリティ上の問題を修正するものも含まれます。

更新通知が届いた場合は、公式の設定画面やアプリストアから更新してください。

更新を装ったWebサイトの案内には従わないようにしましょう。

パスワードを使い回さず、利用履歴を確認する

銀行のログイン情報をほかのサービスと使い回すと、別のサービスで情報が漏れた際にも被害が広がる可能性があります。

サービスごとに異なるパスワードを設定し、金融機関が提供する追加認証や通知機能も活用しましょう。

あわせて、口座の入出金履歴や銀行からの通知を定期的に確認してください。

身に覚えのない取引があれば、すぐに金融機関へ連絡することが重要です。

偽画面に情報を入力してしまったらどうする?

すぐに銀行へ連絡し、口座やサービスの利用停止を相談する

不審な画面に暗証番号やパスワードを入力した場合や、身に覚えのない送金に気づいた場合は、速やかに銀行の公式窓口へ連絡してください。

必要に応じて、インターネットバンキングの利用停止、パスワードの変更、認証情報の再設定などを相談しましょう。

銀行への連絡先は、疑わしいSMSや画面に表示された電話番号ではなく、キャッシュカードや公式サイトなど、信頼できる情報源から確認してください。

不正アプリが疑われる場合は、操作を止めて相談する

偽アプリをインストールした可能性がある場合は、銀行アプリの利用を中止しましょう。

北海道銀行は、不審な場合にはスマートフォンの電源を切るか機内モードにするなどして通信を遮断し、別の端末や電話から銀行へ相談するよう案内しています。

感染が疑われる端末で、慌ててパスワード変更や金融取引を続けることは避けてください。

銀行やセキュリティの専門窓口に相談し、端末の確認や安全な復旧手順について指示を受けましょう。

警察にも相談し、被害の記録を残す

不正送金や金銭被害が発生した場合は、金融機関への連絡に加えて警察にも相談してください。

SMS、メール、偽サイトのURL、アプリ名、取引履歴など、確認できる情報は可能な範囲で保存しておくと、相談時に役立つ場合があります。

ただし、証拠を残すために不審なアプリを操作し続けたり、偽サイトへ再度アクセスしたりする必要はありません。安全を優先して対応しましょう。

まとめ:銀行アプリは公式経路から利用し、不審な画面では入力しない

銀行アプリの偽画面や不正アプリによる被害は、鹿児島銀行だけの話ではありません。

七十七銀行、福岡銀行、スルガ銀行、北海道銀行なども、偽アプリや偽サイト、遠隔操作による不正送金に関する注意喚起を公表しています。

被害を防ぐためには、SMSやメールのリンクからアプリをインストールしないこと、公式ストアや金融機関の公式サイトを利用すること、見慣れない入力画面で暗証番号やパスコードを入力しないことが重要です。

もし不審なアプリを入れてしまったり、認証情報を入力してしまったりした場合は、放置せず、信頼できる別の端末や電話から銀行へ連絡してください。

日頃から入出金履歴を確認し、異常があれば早めに相談することが、大切な資産を守ることにつながります。

【出典】

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